こんにちは。おこりんです。
道路族との7年間の出来事を書き終えて約半年、
隣人の訴訟問題を書いて約2か月が経ちました。
幸いなことに道路族行為は激減したままです。
しかし、いまだに族の気配を少しでも感じると気分が一気に沈み込み、気持ちを立て直すまでに時間を要します。
半年経っても完全には自分の日常生活を取り戻せていないのです。
7年かけて蓄積された心のダメージは、7年という同じ年月をかけないとなくならないのかな・・・とも思います。
・心は一度傷付くと簡単には回復しない(←私はこの段階でおさまったと思います)
・心は一度壊れると元に戻すことは難しい
と、私は思います。
どうか心が壊れる前に心を守って守り抜いてほしいです。
今回は私の経験から、私が感じた私ながらの「道路族から心を守る方法」を紹介したいと思います。
今、道路族被害に遭われている方が私のブログの何かしらが心に響き、
少しでも心が軽くなってくれたら良いなと思って書いていきます。
<物理的距離を置く>
「物理的距離を置く」これにつきます。
道路族には話しも心も通じない(話しが通じる場合は道路族ではなく、常識ある人)ので、物理的距離を置くのが一番です。
物理的距離を段階ごとに書いてみました。
①どちらかが引っ越す・・・最善策ですが、実現は難しい
②極力かち合わないように生活する・・・族は常に家の周りにいる&自分の生活を貫き通すので、こちら側が常に族の生活リズムに合わせるしかない
③日中は極力外出する・・・不要な出費が伴いますが、家にいる精神的苦痛よりはマシ
④視界も音もシャットアウトする・・・族が出す音は大きいので音の完全なシャットアウトは難しいが、窓やカーテンを閉め姿だけでも見えないようにする
①の引っ越しが物理的距離の最善策ですが、なかなか実現できないですよね。。
②~④は頭のどこかで族のことを考えてしまいますが、何もしないよりマシなので、私は②~④を実践していました。
①の引っ越しができれば一気に問題解決ですが、②~④の表面上の対策だけでは心は守り切れません。
以下、表面のみならず、内面を変え、心を守る私なりの方法を書いていきます。
<SNSの活用>
「道路族問題は実際に体験した人にしか理解してもらえない」と言っても過言ではありません。
経験上、心の苦しみから逃れたくて誰かに話したくなりますが、
- 今まで様々な相談に親身に乗ってくれていた親しい友人
- 理解してくれるであろう身内
- 同居しているが、家の滞在時間が少ない家族
など、考えられる理解者のほとんどに理解してもらうことは叶わず、
「心が狭く、社交性がなく、神経質で、愚痴っぽい人間」など、様々な負の刻印を自分に押されたような気持ちになり、
道路族について話したことを後悔する結果となり、孤立感が深まります。
ですが、理解してくれる人はいるのです。
同じように道路族被害を受け、同じように誰かの理解を求めている人がSNS上にたくさんいます。
自分の悩みを吐き出し、気持ちを軽くすることも出来ますし、
誰かの悩みに寄り添って、誰かの気持ちを支えることにも繋がります。
私はSNSを始めるのが遅く、
このことに気付いたのは7年間のブログを書き終えた後だったのですが、
「もっと早く始めて、沢山の人と繋がっていたら、もっと心が楽だったんじゃないか」と思います。
道路族に悩まれて、誰の理解も得られず苦しんでいる人がいれば、SNSの利用をお勧めします!
気軽に始めてみて何か不都合が起きれば、気楽にやめたらいいのです(^^)
Twitterは特定の人だけに公開することもできるし、簡単にアカウントを作り替えることや複数のアカウントを持つこともできます。
SNS上で吐き出すだけでもだいぶ気分が変わるので、うまく活用して下さい!
<読書>
前述した通り、私はSNSも活用せず、誰かに気軽に相談もできず、道路族問題に直面していました。
孤立感をつのらせていくなか
「自分の人生ではなく、まるで族に操られた生活を送っている」ような思いで生活していました。
道路族に振り回される自分の弱さに嫌気もさしていました。
「道路族が変わることも」「道路族を変えることも」できないことは次第に気付いたので、
「自分自身の心の持ち様を変えよう」と強く思うようになりました。
その第一歩として始めたのが自己啓発本を読むことでした。
私は文字を読むのを億劫に感じるタイプで、読書はおろか漫画さえあまり読まずに過ごしてきましたが、自分自身を変えられればとの思いから読書をスタートさせたのでした。
読書は私が思っていた以上に心に伝わるものがありました。
印象に残っている本3冊を心に沁みた文章と共に紹介します。
【①『夢をかなえるゾウ1』(文響社)水野敬也】
「族に振り回される人生ではなく、自分自身の人生を生きたい」との思いから読んだ1冊です。
「人が何考えとるか見ると、まあひどいで」「人と話してる時もたいがい考えてるのは自分のことやで。『この人、俺の事どない思てんねやろ』『俺、ナメられてへんか?』『うわ、緊張してきた』そんなことばっかやん」
『夢をかなえるゾウ1』(文響社)2007年 水野敬也p.222
人の心を読めるゾウの姿をした神様が発した言葉です。
この一文で「誰もそんなに私のこと気にしていないんだから、もっと気楽に過ごそう」という思いが芽生えました。
【②『自己肯定感をあげるOUTPUT読書術』アバタロー】
「自分に自信がなく自己肯定感をあげたい」との思いで読んだ1冊です。
「君は自分の未来を知っているの?タイムマシーンにでも乗って見てきたのかい?」「君が知らない世界を、君が恐れる必要なんてないじゃないか」
『自己肯定感をあげるOUTPUT読書術』(クロスメディア・パブリッシング)2021年 著:アバタローp.209
学生時代の著者が「自分が〇〇したら、どうせ▲▲なことになる・・・」といった悲観的なことを言った時に、当時の担任の先生が返した言葉です。
この一文で私は「今悲観的になっていても、未来まで悲観的に考える必要なんてない」と思えました。
【③『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)岸見一郎、古賀史健】
Amazon Audible(声優が朗読する聴くだけの読書)で何気なくダウンロードした1冊ですが、この1冊が一番心に沁みました。
「あの人の期待を満たすために生きてはいけない」(9:00-05)
「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、一体誰が自分のために生きてくれるだろうか」(12:45-51)
「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります」(13:37-46)
「もしもあなたが他者の期待を満たすために生きているのではないのだとしたら、他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではないのです」(14:06-17)
「課題の分離という考え方を知る必要があります」(18:00-02)
「我々はこれは誰の課題なのかという視点から自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです」「他者の課題には踏み込まない。それだけです」(20:58-21:05)
『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)2013年 著:岸見一郎・古賀史健 第三夜他者の課題を切り捨てる audible
社会に不満を持ち、生きづらさを感じる青年に心理学者(アドラー心理学)が生きやすくなる術を説いています。
いろいろ言葉を掲載しましたが、この本で心に沁みる言葉は他にも沢山あり、これでも抜粋した方です。それ程、この本は私の心の在り方を変え、生きづらさから抜け出す一歩をくれました。
「道路族によって自分の生活・人生が狂わされている」とさえ思っていましたが、
「自分の捉え方1つで生活の質は変わり、人生は楽しいものになるんだ」
「自分の人生を楽しいものにできるのは自分自身しかいないんだ」と思えました。
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いくつかの本を読むことで、自分の思考パターンを前向きなものに変えられるような気がしました。
これらの一文を読んだ誰かの心を少しでも前向きにすることに繋がれば幸いです。
私自身まだ、自分のものに出来切ってはいませんが、自分の物事の捉え方を客観的に見る良い機会となりました。
<あとがき>
私は「できる限り物理的距離を置く表面的な対策」と「自分の受け止め方・思考のパターンを変える内面的な対策」の2つで7年間の道路族被害を切り抜けました。
道路族にはこちらの話しや気持ちは通じません。
(話しや気持ちが通じる相手は道路族ではなく、普通の人です)
直接こちらの心情を訴えかけると、状況は改善するどころか悪化します。
理解し難い人間性を持つ道路族との直接対決はおすすめできません。
話しが通じないので話し合いにもならず、嫌がらせを始めてくるので、道路族への働きかけは相当な心の準備と強さが必要です。
そのため、行動に移すことをためらう方が大半だと思うので、心だけは守って頂きたいと思います。
心は一度傷付くと簡単には回復しないですし、一度壊れると元に戻すことは難しいのです。
今回は私ながらの「道路族から心を守る方法」をお伝えしました。
今、道路族被害に遭われている方の参考に少しでもなれば幸いです。
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